|
||||
はむはむ王国方式 〜ライブカメラ設置方法〜 ■2006/9/28改正版■ ☆改定内容:設置時の注意事項に『Java(IBM)使用時のAppletとの相性』について記載 |
||||
ライブカメラの設置について少しは皆様のお役に立てばと思い私の設置した方法の紹介をいたします。 基本的にはWindowsOSでの設置を前提とします。(自宅にMacの環境がないので) ソフトについては私が作成したわけではないので御質問については一切お断りいたします。 設置での質問については判る範囲でお答えいたしますが確実にお答えできるわけではないのでご了承ください。 |
||||
|
||||
一口に「ライブカメラ」と言っても2種類あります。静止画ライブカメラ(キャプチャー式)と動画ライブカメラです。 静止画ライブカメラ接続方法はいたって簡単。 「カメラがキャプチャーしたものをソフトで加工し、FTPでアップロードする」 この内容を静止画は5分に1回(履歴は10分に1回)行っているのです。 これに対して動画ライブカメラはちょっと手が込みます。 ソフトを設置、固定IPアドレスを取得するか持っていない場合はダイナミックDNSを取得して設置するかとなります。 さて私のライブカメラの環境ですが以下の環境です。 ■パソコン:IBM製PC NetVista A22 ■CPU:Celeron 1.3GHz ■ハードディスク:60GB ■メモリー:256MB ■OS:WindowsXP ■カメラ:ロジクール Webカメラ Qcam Pro 4000(QV4000) CCDのカメラです。(詳細機能はこちらまで) http://www.logicool.co.jp/products/videocamera/qv_4000.html 画素数は30万画素です。 ■キャプチャーソフト:ListCam V2.08(Windows98,ME,2000,XP対応) 静止画をキャプチャーしてFTPで自動転送してくれる機能を持っています。 さらに動体検知機能もついております。 これだけ3拍子そろった優れものフリーソフト。 ■動画ソフト:Teveo Video suite(Windows98,ME,2000,XP対応) 動画のサーバー機能を持っていますのでこれだけで配信が可能です。 アメリカの優れものフリーソフトですが2003年10月からTeveo公式サイトは消失しています。(06/09現在) そこでソフトだけダウンロードしたい方はこちらを参照ください。(ファイルサイズ:6.8MB) http://www.topdownloads.net/software/view.php?id=10083 ダウンロードを選択するとダウンロードサイトを選べます。ここでは絶対にteveo.comは選択しないでください。 接続出来ません。他のミラーサイトにしてください。 公式サイトからのサポートはありませんので「自己責任」で設置をお願いします。 ■その他のハード ココから下は各環境別にお話します。 ■パソコン 基本的にはWindows98以上であれば問題ないとおもいます。と言うのもUSBのサポートが必要になるからです。Windows95はUSBをサポートしていません。(ドライバーなどがあれば別ですが)この3-4年間に発売になり、Windows98以上、CPUはIntel PentiumV以上であれば問題ないともいます。 ハードディスクは仮想メモリーを結構使用するのでできる限りあけてください。私は600MB以上あけております。 さらに静止画と動画を双方ともやりたい場合はUSBコントローラーが二つ必要です。USBの帯域をイメージ関係のハードウェアは思っている以上にとります。USBコントローラーひとつには繋がらないので気をつけてください。 ☆帯域とは アナログ通信で、特定の範囲内の最大周波数と最小周波数の差。たとえば、アナログ電話回線には、伝送可能な最小周波数 (300 Hz) と最大周波数 (3,300 Hz) の差である 3,000 Hz の帯域幅を使用できます。デジタル通信では、帯域幅は bps (ビット/秒) で表されます。「bps」も参照してください。 ■カメラ とても重要なファクターです。とはいっても最近では「Webカメラ」としてちょっとした量販店に行けば売っています。 最低限30万画素は欲しいです。というのもキャプチャーのときに意外とつぶれるからです。 私は初め万雄という会社のCMOS形式のPCカメラを使用しました。台湾製ですがTV会議やTV電話もできる物で値段的には5000円以内です。 位置付けとしては「USB経由のWebカメラ」です。 しかしもっときれいに見せたいと考え、現在はロジクール社のCCDカメラに変更しました。 もちろんもっときれいに見せる事も可能ですのでお金をかければかけるほどきれいに見れると思います。 またカメラを制御するドライバーでも画像の鮮明さは変わりますのでドライバーをきちんとサポートしてくれる(最新のドライバーを出してくれる)国内の会社のものを選ぶ方がよいかもしれません。 カメラには形式が二種類あります。【CMOSとCCDカメラサンプル画像はこちら】 ☆CMOS(シーモス) 半導体で作られた撮像素子。「CMOS」とは「相補性金属酸化膜半導体(Complementary Metal Oxide Semiconductorの略)」のことで、このLSIがシリコン上にどのように半導体を組み合わせて回路を作っているかを示しています。このCMOSというタイプのLSIはコンピュータのCPUやメモリーなどにも使われていて、非常にポピュラーなタイプのLSIです。 製造ラインも多くの部分をコンピュータのメモリなどの製造技術が使えます。大量生産をしやすい条件ともいえ、生産コストを下げやすいと言われています。 反面、CMOSセンサーは構造上「ノイズが画像に残りやすい」というデメリットもあります。 ☆CCD(シーシーディー) 半導体で作られた撮像素子。素子と呼ばれる光の強さを電気信号に変えるフォトダイオードを並べたもので、画素数とはCCDの中に素子がいくつあるかを示したものです。この画素数はピクセル数といわれています。 小さくするのが非常に困難なために技術が必要となり、どうしても価格がCMOSに比べ高くなります。 ただし、ノイズがCMOSに比べて残りにくいために画像としてはCMOSよりも鮮明になります。 ココ下はCMOSとCCD両方販売されています。CCDの方がお値段が張ります。 ・Webカメラ(パラレルポート) 3,000円位〜 非常に低価格で求めやすいです。パラレルポート(プリンターポート)接続の為 CPU の能力が必要になります。取り込みスピードはUSBに比べて遅いです。パラレルポートの転送速度は機種とOSによって違います。 ・Webカメラ(USB接続) 4,000円位〜 パラレルポート接続より、ずいぶんスピードは早くなります。特にUSBでも最近のものは早いです。 しかしパラレルポートに比べても若干ハードの値段は高くなります。 ライブカメラのちょっとした入門でしたらこれでも充分ではないでしょうか?画質は30万画素は欲しいところです。 ココから下はほぼCCDカメラの世界です。 ・CCDカメラ(Video端子) 8,000円位〜 別にキャプチャーボードが必要になります。転送速度もその代わり早くなり、上に二つに比べるとずいぶん快適です。画質的には機種によって違いますがやはり最低は30万画素は欲しいです。 ・デジタルカメラ(Video出力 or USB接続) デジカメをCCDカメラ代わりに代用できます。ただしキャプチャーボードが必要になります。 USB接続でリアルタイムで取り込めるデジカメでも動作可能のようですが、Video for Windows 用ドライバーがない物は動作しない物があるようです。 画質はデジカメの種類により変わりますがたとえば「おもちゃデジカメ」などでもCCDカメラに変わっての使用ができるものもあります。(Cheez!など) ・ビデオカメラ(Video出力の付いた物) デジカメと同様CCDカメラ代わりに使えます。こちらもキャプチャーボードが必要になります。 ズームなども出来ますし専門ですから画質もいいです。 赤外線を使ったナイトショット付のビデオカメラならば暗い時でも撮影できます。 ■その他のハード ・キャプチャーボード こちらはPCによっては内蔵するもの、別途カードとして購入するものなどさまざまです。そこでお勧めのカードなどは特にありません。 ご自分の環境によって近所の電気店と相談してください。 ■設置環境 私は光ファイバー環境で接続しておりますので特に大きな問題はありません。 しかしADSL回線の場合、自宅の電話と共用なのであまり頻繁にUpLoadすると雑音が酷い事があります。 ダイアルアップやISDNなどでもSmartCapは自動で接続して切れてくれるので安心ですが頻繁にするとNTT電話料金にプロバイダー料金もかさむので1時間に1回もしくは30分に1回にするといいともいます。 ちなみに転送時間は計っていると大体ADSLのFTP転送で30秒くらいです。 動画カメラの場合は設置すると制御用のPCをずっと立ち上げておく必要があります。電気代を加味してください(笑)。 ■ソフト(キャプチャー・FTP転送、動画ソフト) ☆静止画ライブカメラについて 私は「ListCam」というフリーソフトを使用しています。他にもたくさんあると思いますが・・・ このソフトは自分で設定した間隔で
を行います。かなり優れもののソフトだと思います。 設定もかなり簡単です。初心者でもほぼ大丈夫とは思います。もちろん専門用語も出てきますのでそのあたりは勉強したり、ネットで検索して探す必要はあります。しかし、Helpが別途あるので見ながら作業すると大抵は大丈夫だと思います。 ただしプログラムの画面は英語なので見た瞬間はとっつきにくいかと思います(笑)。必要項目の上にマウスを置いておくとちょっとした説明が出ますのでそちらも参考にしてください。 画像操作、細かい設定などはとてもよく出来ているのでフリーソフトと思えない出来栄えです。 ListCamのホームページ http://www.clavis.ne.jp/~listcam/index_j.ssi 【設置について】 必要最低限の設置する箇所は以下の通り。 ・キャプチャーのインターバル時間 ・キャプチャーする画像のファイル名とPC内保存場所 ・履歴ファイルの画像ファイル名とPC内保存場所 ・タイムスタンプとタイトル ・FTP設定(ホスト名とFTP先のディレクトリー指定(相対パス)&ユーザーIDとパス) ・FTPでUPする画像の保存ディレクトリー ・動体検知を使用するか? 少なくてもこれだけ設定すればOKです。 あとはライブカメラのHTMLをデザインしてください。 ■動画カメラについて 私は英語のソフト「TeVeo Video Suite」を使っています。サイトも重く、ダウンロードも時間がかかりますがコントロールサーバーも持っていますのでこのソフトだけで動画も出来ますし、キャプチャーも行ってくれます。 2003/10から接続できない環境なのでダウンロードサイトは別のところを利用してください。 http://www.topdownloads.net/software/view.php?id=10083 設置は非常に簡単です。 まずカメラを認識させた後にソフトをダウンロード後、実行ファイルなのでこれを使用してインストールをします。 次に起動して目玉のマークのある「Live」のボタンを押します。するとLive画面が起動します。動画が映っていればこれで出来上がりです。 既存でHTTPサーバーを立ち上げている場合はTeveoの設定画面を表示(動画の画面から歯車マークのアイコンをクリック)80以外のポートを設置してください。 基本的にWebのHTTPポートは『80』がよく使われますが、他のポートにしても問題ありません。 次に光ファイバーなどの回線を利用の場合はWebのポートを開ける必要があります。 使用しているルーターにより設定方法は違いますので設定は各ルーターのマニュアルに従ってください。 その設定時は必ずTeveoの設定画面で設定したポートを開けるようにしてください。 この段階までくるとそのときのプロバイダーから割り振られているIPですでにネット上にライブカメラが公開されています。 ここまでで判らないこと、もっと詳細を知りたい場合は下記サイトにアクセスしてください。 画像付きで解説があります。 http://www.jisaba.net/xp/teveo/01.htm 自分自身のIPアドレスを知りたい場合はコマンドプロンプトから「IPCONFIG」と打ち込んでください。現在プロバイダから割り振られているIP番号が解ります。 別方法としてLive画面の歯車マークを押してください。コントロール画面が表示されます。ここに「My IP Adress」と出ています。これがそのときのあなたのIPアドレスです。 #IPアドレスとは IPアドレスはTCP/IPネットワーク上で、通信相手(ホスト)を識別するための番号です。現在、最も一般的に使用されているのがIPv4アドレスです(v4はバージョン4) 。IPv4アドレスは32ビットのアドレスで、通常「123.45.67.89」のように、8ビットごとに区切った4つの数字により表記します。プロバイダー業者に接続の場合はそちらから固定でIPアドレスが割り振られます。ただし、接続契約により固定か接続都度の割り当てかは異なります。ダイアルアップ、ADSLユーザーは接続都度の割り当てが普通です。 ここでブラウザーを立ち上げてURLに「http://xxx.xxx.xxx.xxx(IPアドレスを記入)/guest.htm」と打ち込んでください。画像が表示されればOKです。 しかし、これでは毎回URLを打ち込むのにIPアドレスが必要になります。しかもダイアルアップ、ADSLユーザーはルーターの再起動や接続都度に新しいIPが割り振られてしまいます。 そこでダイナミックDNSという手法を使用します。 毎回変わるIPアドレスを特定ののURLに変換するという優れたものです。ましてやこれなら自宅にPCがある方なら自分でWebサーバーにもそのPCをしてしまえると言う優れもの!動画画面を凝ったデザインにした後に非常に便利です。 #ダイナミックDNSとは? サーバーを外部に公開しようとした場合、接続プロバイダーから割り振られたIPアドレスが、固定IPアドレスでも、接続毎にアドレスが変わるダイナミックIPアドレスでも、DNSサーバを同時に立ち上げてドメイン名を付けなければ、外部から接続する場合には呪文のようなIPアドレスを直接入力してもらう必用があります。固定IPアドレスなら一度ブックマークしてもらえばIPアドレスでの運用でもそれほど問題は無いのですが、接続する度にIPアドレスが変わってしまうダイナミックIPの場合は、変わったIPアドレスをどう利用者に知らせるかという問題が出て来ます。これを解決するのがダイナミックDNSで、自分の利用するサブドメイン名へのIPアドレスの設定を、DNSサーバー管理者の手を借りる事なく随時行う事が出来るサービスなのです。 しかし、ダイナミックDNSを使用するにはその申請が必要になります。有料のところが多いのですが無料のところもあります。 家サーバープロジェクト(日本のサイト) dyndns.org(英語のサイト) ここでは自分の望むIDを決めた上でその後ろにドメイン名を加えると言うものです。 登録はいたって簡単です。指示とおりに行えばOK。あとは登録が出来ればそれが世界中のルーターに認識されるのを待ってください。 設定できたかどうかを確認するには正引き・逆引きと言う手法があります。 コマンドプロンプトから「nslookup」というコマンドで自分の申請した名前を入れてください。 たとえば「hamhamkingdam.org.com」で申請した場合はnslookupコマンドの後で先の申請名を入力すればいいわけです。 そこで自分のIPアドレスが表示されればOK.。 ブラウザーでそのhttp://をつけて申請名を入力してください。表示されればOKです。ただしすぐに反映はされないので時間をおいてください。 10時間くらい見てもらえればOKではないでしょうか? あとはカメラを表示させるページのデザインをしてください。 Teveoで提供されているguest.htmはインストールしたディレクトリーのLiveというディレクトリー内にあります。このページにはTeveoで取り込んだページを表示させるJavaアプレットが組み込まれています。これをそのまま利用してください。 うちではhttp://www.hamham-kingdam.com/camera/live_cam.htmで表示されてる部分が全てデザイン部分+guest.htmlを組み合わせたものです。さらにダイナミックDNSも使用しています。 ★設置時の注意事項 「とにかく英語が苦手なんじゃ〜(泣)」と言う方、安心してください。私も超苦手です(笑)それでも設置できましたので意地と根性さえあればOKです。 設置の時の注意事項を書きます。 ・Teveoの画像を起動すると必ずサインアップを聞いてきます。毎回聞かれますが絶対にサインアップしないでください。 ・サインアップしてしまうとライブカメラを接続する度にTeveoのサイトを見に行ってしまうようになります。Teveoサイトは消失して見れません。参照できないのでライブカメラが出来なくなります。サインアップを聞いてきたら「Later」を選んでキャンセルしてください。 ・カメラを交換した場合、もしかすると新しいカメラをTeveoの設定が認識してくれないかもしれません。そのときは再起動する、Setupをもう一度(歯車マークです)行う・・が基本ですがiniファイルをいじくってもOKです。玄人志向の方はそちらをどうぞ(笑) ・カメラによってはホワイトバランスが前のカメラと若干違うことがあります。そのときはご自分で好きな感じにいじってください。 ・WindowsXPのSP2でLenovo ThinkPadなどをご利用の方は、Teveo使用のサイトを開くとJavaAppletが落ちることでブラウザーが自動で閉じる現象が発生し、ライブカメラを見ることができないことがあります。そのときはブラウザーの設定を見てください。 「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」で「Java(IBM)」にチェックが付いていると思います。IBMのJavaAppletとTeveoが相性が悪いために発生しているようです。 そこでSunのJavaAppletをダウンロードしてください。下記サイトにアクセスし、「ダウンロード」のボタンを押すと自動でダウンロードが始まり、自動でインストールも開始されます。。 http://java.com/ja/ インストール終了後に「Java(Sun)」の項目があって、「<applet>にJava2・・・」のチェックがついていればOKです。 ではがんばって設置してください。 |
||||
|